こんにちは室長です!
「進路や将来について悩んでいるけど、誰に相談すればよいかわからない」と悩んでいませんか?
この記事では、高校生の進路相談相手についての最新アンケート結果を紹介し、相談相手選びのポイントについて解説したいと思います!
この記事は以下のような人におすすめ!
・進路や将来の悩みを誰に相談すればわからない中高生
・進路や将来の悩みを相談できる人を探したい中高生
高校生と保護者の進路に関する意識調査
全国の高校2年生と保護者に行われたアンケート※で、高校生の進路相談相手についての設問がありました。全国の高校生が誰に進路相談しているのか一緒に見ていきましょう。
※一般社団法人全国高等学校PTA連合会と株式会社リクルートが実施した第10回「高校生と保護者の進路に関する意識調査」2021年報告書
まずは1位から5位です!
高校生の進路相談相手:1位~5位
出典:一般社団法人全国高等学校PTA連合会と株式会社リクルートが実施した第10回「高校生と保護者の進路に関する意識調査」2021年報告書
【1位】母親
一位は「母親」でした。
最も身近で相談しやすい大人であり、情報を調べるなど一緒に行動してくれることなどが理由に挙がっていました。
フリーコメント抜粋
・一番身近な人で経験もしているから。
・いつも一緒にいるから聞きやすい。
・自分のことについて一番理解してくれているから。
・大学を調べてくれるなど、積極的に行動してくれるから。
【2位】父親
2位は「父親」でした。
母親同様、身近な大人であり、大学生や社会人としての経験や知識が豊富である点が理由として挙げられていました。
父親は2017年(42%)、2019年(45%)、2021年(46%)と微増です。コロナ禍以降、在宅勤務などにより父と子のコミュニケーションが増えたと想像されますね。男子は51.2%、女子は39.9%であったため、男子の方が父親に相談する割合が高いようです。
フリーコメント抜粋
・1番身近な人だし昔から自分のことを知っているから。
・よく進路について教えてくれるから。
・家族の中で大学に進学しており、今後の進路決定のうえで適確なアドバイスをくれそうだから。
・最終的にお金を出してくれるのは父だし、父は家族の中でも一番しっかりしているから。
【3位】友人
3位は「友人」でした。
普段から話をしていて気軽に相談しやすい点が理由になっています。SNSなどインターネット上の友人の方が、自分を知りすぎていない分幅広いアドバイスをもらえる、という意見もあります。
男子は36.8%、女子は46.8%で女子の方が友人に相談する割合が高いようです。
フリーコメント抜粋
・気軽に話し合えるから。
・現時点で同じ方向性だから。
・肯定的で相談しやすいから。
・友達だと自分の事を良く知っているから気にしながら言うけど、ネットの友達だと大体でしか知らないから色んな選択肢出してくれるから。
【4位】担任の先生
4位は「担任の先生」でした。
自分の成績も知っており、受験に関する知識も豊富であることが要因として挙げられていますね。
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・経験豊富で信用できる。
・担任の先生の方が就職についていろいろなことを教えてくれそう。
・自分のことを考えてくれるから。考え方や知らなかった道、これからやるべきことを教えてもらえるから。
・面談があるから。
【5位】兄姉
5位は「兄・姉」でした。
大学生・社会人としての経験・知識や、率直に意見を言ってくれる点などが理由に挙がっていました。
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・すでに大学に通っており、知識が多いから。
・姉の影響で進路がきまったから。
・ちゃんと自分の話を聞いてくれて1番理解してくれている。
・肯定するだけでなく、悪い所を言ってくれるから。
高校生の進路相談相手:6位以下
それでは6位以下を見ていきましょう。
- 塾・予備校の先生(14.1%)
- 先輩(9.4%)
- 祖父・祖母(7.0%)
- 進路指導の先生(5.0%)
- 担任・進路指導以外の先生(4.8%)
- その他の親戚(2.8%)
- その他の大人(1.7%)
- 小・中学校時代の先生(1.1%)
- その他(1.1%)
- 相談相手はいない(1.9%)
「塾・予備校の先生」、「先輩」と続きます。「進路指導の先生」の割合は5%と想像していたより少ない印象です。
キャリアコンサルタントとしては、「その他の大人」が1.7%しかなかった点に課題を感じます。。
進路相談相手選びの3つのポイント
高校生の進路相談相手を分類すると、①「家族、親戚」、②「友人、先輩」、③「学校・塾などの先生」に分けられそうです。
- 家族、親戚
- 友人、先輩
- 学校・塾などの先生
どうしてこのような結果になったのか、もう一段深堀って考えてみましょう。
単純に「身近にいる人」ということもあると思いますが、私は高校生が相談相手を選ぶポイントは以下のように読み取りました。
- 肯定的に話を聞いてくれる人(頭ごなしに否定しない人)
- 自分の性格や能力、考え方などを理解している人(理解しようとしてくれる人)
- 知識や経験に基づき、視野を広げるアドバイスをくれる人
いかがでしょうか。
相談相手選びのポイントをこのように整理すると今回紹介したアンケート結果も頷けますよね。
まとめ
今回は進路の相談相手について紹介しました。
- 肯定的に話を聞いてくれる人(頭ごなしに否定しない人)
- 自分の性格や能力、考え方などを理解している人(理解しようとしてくれる人)
- 知識や経験に基づき、視野を広げるアドバイスをくれる人
みなさんの周りにも当てはまる人がいないか、探してみましょう。
ただ、「ポイントは分かったけど、そんな人周りにいない」「身近な人には恥ずかしくて話せない」と思った方、いるかもしれません。
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