こんにちは室長です!
「進路や将来についてもやもやしているけど、どうしたらよいかわからない」と悩んでいませんか?
この記事では、進路の考え方を解説したいと思います!
自分の進路・将来を考えるきっかけとなればうれしいです!
この記事は以下のような人におすすめ!
・進路や将来についてもやもやしている中高生
・進路や将来をどのように考えたらよいかを知りたい中高生
進路の考え方に正解はない
進路を考えるステップを紹介すると書いておいて元も子もないですが、残念ながら進路の考え方に「こうすれば絶対うまくいく!」という正解はないです。変化が激しく予測不可能な時代と呼ばれる、これからの時代は特にそうだと思います。過去上手くいっていたからと言ってこれからも上手くいくとは限らない。だからこそ皆が悩むポイントなのだと思います。
とはいえ、進路に悩むみなさまのヒントになればと思い、一例としてご紹介したいと思います。
進路を考える4ステップ!
早速、進路を考えるステップをご紹介しましょう!
- 将来どんな人生を送りたいか?を考える
- 自分を知る
- 仕事(進路)を知る
- プランを立てる
一つずつ解説していきます。
ステップ1.将来どんな人生を送りたいか?を考える
進路選択は将来につながる選択
当たり前ですが、あなたの進路選択はあなたの将来に影響します。
小学生のとき無限大だったあなたの可能性も、文理選択、学部選択など進路を選択していくにつれ、将来の可能性は徐々に絞られていきます。当然、人生100年と言われる時代ですので、学び直しなどにより可能性を広げることは可能ですが、中高生の進路選択が将来に大きく影響することは間違いありません。
将来どうなったら幸せか?
「将来どんな人生を送りたいか?」を考えたことはあるでしょうか?
そこまで考えている中高生は少数派かもしれません。「自分の人生、何のために生きるのか?」と考えるととても難しい問いのように感じると思いますが、「どうなったら幸せか?」と考えるとどうでしょうか?
「将来どんな人生を送りたいか?」は「将来どうなったら幸せか?」と言い換えることができます。10年後、20年後、50年後、どうなっていたら自分が幸せと感じられそうか?考えてみましょう。
その状態があなたの人生の目標になりえます。これからいろいろな経験をして変わっていく可能性はありますが、今のあなたが進路を考えていくにあたって、あなたの人生を方向性を示す羅針盤になりうると思います。
また、どんなことに幸せを感じるかは、まさにあなたの価値観です。価値観は年をとっても変わりにくいものですので、自分の価値観に従って進路を考えれば、後悔が少ないと思います。
注意点は、一般論に流されないことです。お金持ちになれたら幸せ?一流企業に入れたら幸せ?出世できたら幸せ?有名になれたら幸せ?・・・本当に自分が心から幸せと感じられることは何なのか、深堀して考えることが大事です。
とはいえ、どこまでも答えがない問いです。考えすぎてとどまってしまうのもよくありませんので、ある程度こんな感じかな?というイメージができたら次のステップに進みましょう。
ステップ2.自分を知る
次は「自分を知る」です。
「自分」のことは自分が一番知ってるよ!、と感じたかもしれません。では次の質問に答えられるでしょうか?
自分を知るための3つの問い
- あなたが興味/関心があることはなんですか?
- あなたが大事にしていることはなんですか?
- あなたが得意なこと/苦手なことはなんですか?
質問1、2はあなたの興味/関心、価値観についての質問です。ステップ1の「どんな時に幸せを感じるか」とも関連していますね。問3はあなたの能力、強み・弱みについての質問です。
いかがでしょうか?すんなり答えられた方はかなり少ないのではないでしょうか?
これらは簡単に回答できる質問ではありません。過去の経験を振り返ったり、いろいろなツールを使って分析したりしながら、少しずつ理解が進むものです。その方法についてはまた別途記事にしたいと思います。
ここでは、なぜ自分を知る必要があるかをご説明します。
なぜ自分を知る必要があるのか?
自分の興味・関心、価値観、能力、強み・弱みに合った仕事が、あなたがあなたらしく輝ける場所と考えるからです。
もちろんすべてに合致する職業に就けることはまれかもしれません。ただ、少なくともいずれかが一致する仕事に就いた方があなたの幸せに近づけると考えています。
そのため、あなたが自分の興味・関心、価値観、能力、強み・弱みを知ることは進路を考えるうえで必要かつ重要なステップなのです。
ステップ3.仕事(進路)を知る
次は「仕事(進路)を知る」です。
このステップでは世の中にある仕事(業界、企業、職種、仕事内容)と進学を検討している場合は大学(学部、学科)や専門学校についての理解を深めます。
とはいえ、世の中にはいろいろな仕事や学校がありますのでそれらをすべて知ることは実質不可能です。まずはこれまでのステップで見てきた将来のイメージや自分の興味・価値観・強みなどに合致する業界や職種について調べてみましょう。その具体的な調べ方についてはまた別途記事にしてご説明したいと思います。
なぜ仕事を知る必要があるのか?
中高生が知っている仕事は限られているためです。
あなたは世の中の仕事についてどれくらい知っているでしょうか?ご両親や親戚など身近な方の仕事やテレビなどで紹介された仕事については知っているかもしれませんが、それはほんの一部です。世の中には多種多様な仕事があり、一般からよく知られていないけど、皆の生活を支えていたり役立っている仕事がたくさんあるのです。
そのような仕事を知る努力をしないまま進路選択することは、少ない選択肢から自分の将来を選択することになり、自分に合った仕事で活躍し幸せに暮らしていたかもしれない未来を捨てることになりかねないのです。
ステップ4.プランを立てる
なりたい未来までの道のりを計画する
ステップ1~3で、なりたい将来の姿をイメージし、自分自身と世の中の仕事についての理解を深めました。
ここでみなさんの状態は以下二つのどちらかと思います。
- おぼろげながら現在から将来までの道筋が見えてきた。
- 考えたけどやっぱり将来なりたい姿もわからないし、自分のこともよくわからないよ。。
1.なりたい将来への道筋が見えてきた人
長期、中期、短期の目標を立てて、そこまでのアクションプランを立ててみましょう。
近くほど具体的にするのがコツです。近くの目標がぼんやりしていると、結局何をすればよいかあいまいになって行動に移しにくくなります。一方、長期の目標は状況によって変わることがあります。あなたが今後経験することによって気持ちが変わるかもしれないし、世の中の変化で目標がなくなってしまうこともあります。とはいえ、長期の目標がいらないわけではありません。長期の目標があることで「なぜ短期の目標に向かって頑張るのか」が明確になるため、モチベーションが上がる効果が期待できるためです。例えば、次のテストでよい点を取る、という短期目標もワクワクするような未来のための中間地点と思えればやる気がわいてくるのではないでしょうか?
2.まだなりたい将来への道筋が見えない人
もしかしたらこちらの方が多いかもしれませんね。心配しないてください。そんな簡単にイメージできるものではないと思います。繰り返し考えたり、行動したりしているうちに「こんな感じかな」と気づいていくものだと思います。
とはいっても、直近に進路選択が迫っていてそんな流ちょうなこと言っていられない状況かもしれません。そんな方にオススメする考え方は以下の2つです。
- 自分が好きなことから方向性を選ぶ
- 自分が得意なことから方向性を選ぶ
自分が好きなことで進路を選ぶことのメリットはモチベーションを維持しやすいことです。モチベーションが高ければ自然と勉強したりスキルを磨いたりすることにつながりやすくなると思います。
自分が得意なことで進路を選ぶことのメリットは能力を伸ばしやすいことです。秀でた能力があれば、周りから認められ、ほめられやすくなるため、それがモチベーションとなってまた能力を伸ばす、というよい循環に入りやすいと思います。
いずれの方法も大外れしにくい方法と思います。なぜなら「自分が好きなこと・興味があること」と「自分が得意なこと・できること」は自分に合った仕事を探すうえで重要な観点だからです。それらが両立され、かつ世の中の需要(ニーズ)がある仕事が一般的には適職と言われます。なので、自分が好きなことや得意なことをベースに進路を選んでいれば、そこから大きくずれることはないと考えられます。
注意すべきこととしては、他人の意見で決めてしまうことです。親や兄弟、先生、友人からアドバイスをもらうことは良いことですが、それだけを基準に決めてしまうと後悔することがあるかもしれません。自分がどう感じているのか、自分はどんな特性の人間かと照らし合わせて、自分で判断しましょう。
行動と見直し
プランを立てられたら行動に移しましょう。はじめは小さい一歩でも少しずつコツコツと行動することでなりたい未来に近づけると思います。
また、プランは定期的に見直しましょう。
あなたは日々いろいろな新しい情報や経験を積み重ねていきますので、感じることややりたいことも変わっていく可能性があります。見直しの中で軌道修正してください。逆に何度見直しても変わらないものは、あなたの軸になりうるものと思います。
まとめ
今回は進路の考え方について紹介しました。
- 将来どんな人生を送りたいか?を考える
- 自分を知る
- 仕事(進路)を知る
- プランを立てる
ぜひ一度考える時間を取ってみてください。
ただ、「ひとりでは考えられない。早く誰かに相談したい」と思った方、いるかもしれません。
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