こんにちは室長です!
「進路や将来についてもやもやしているけど、どうしたらよいかわからない」と悩んでいませんか?
この記事では、高校生への最新アンケート結果を紹介し、高校生の進路選択に対する悩み、不安の中身を解説したいと思います!
自分のもやもやする気持ちの正体が何なのか、整理するきっかけとなればうれしいです!
この記事は以下のような人におすすめ!
・進路や将来についてもやもやしている中高生
・みんなが進路や将来についてどんなことを考えているか知りたい中高生
高校生と保護者の進路に関する意識調査
全国の高校2年生と保護者に行われたアンケート※で、高校生の進路選択や将来に対する考えについての設問がありました。全国の高校生がどんなことを考えているか一緒に見ていきましょう。
※一般社団法人全国高等学校PTA連合会と株式会社リクルートが実施した第10回「高校生と保護者の進路に関する意識調査」2021年報告書
高校2年生の81%が進路について「考えている」
出典:一般社団法人全国高等学校PTA連合会と株式会社リクルートが実施した第10回「高校生と保護者の進路に関する意識調査」2021年報告書
「高校2年生の時点で進路選択についてどの程度考えているか」を確認した結果が上のグラフです。「かなり考えている」「ある程度考えている」を合わせると81%でした。
進学するのか、就職するのか。進学するにしても、大学に行くのか、短大に行くのか、専門学校にいくのか。さらに具体的な進学先、就職先の候補選び、、と進路選択について考えるべきことはたくさんあります。高校1年生の時点で文系理系の選択をする人もいるでしょうし、高校3年生になる前から進路選択について考え始める人が多いようです。
みなさんも進路や将来について考えているでしょうか?
高校生の70%が進路について「不安」
「進路について考えるときにどのような気持ちになるか」を確認した結果が上のグラフです。「楽しい気持ち」「どちらかというと楽しい気持ち」を合わせると26%、「不安な気持ち」「どちらかというと不安」を合わせると70%でした。
「楽しい」と感じる高校生もいる一方、「不安」を感じる高校生の割合の方が多いようです。
「楽しい」?「不安」?
みなさんは進路について考えるとき、どんな気持ちになるでしょうか?
次は進路の「不安」の中身について見てみましょう!
進路選択の悩み、不安の中身
出典:一般社団法人全国高等学校PTA連合会と株式会社リクルートが実施した第10回「高校生と保護者の進路に関する意識調査」2021年報告書
「進路選択について気がかりなことがある」高校生に「気がかりなこととしてあてはまること」を確認した結果が上のグラフです。みなさんの悩み、不安と一致するでしょうか?
これらの悩み、不安を少し整理してみましょう。
進路選択の悩み、不安の4分類
進路選択の悩み、不安を以下のように整理してみました。
- 自分の能力・スキル不足の不安
- 学力が足りないかもしれない
- 自分で決断する自信がない
- 社会に出ていく能力があるか自信がない
- 自分のことがわからない
- やりたいことが見つからない、わからない
- 自分に合っているものがわからない
- 情報収集の方法がわからない
- 知りたい情報を集めたり、選ぶ方法がわからない
- 環境による制限の不安
- 経済的な理由で自分の希望がかなわないかもしれない
みなさんも同じような悩み、不安があるでしょうか?
どの分類の悩みでしょうか?
次はそれぞれの分類の中身について説明していきます。
①自分の能力・スキル不足の不安
この分類に当てはまるのは以下の3つでした。
- 学力が足りないかもしれない
- 自分で決断する自信がない
- 社会に出ていく能力があるか自信がない
「入学試験に合格できるだろうか?」とか「進学した後の授業についていけるだろうか?」といった不安、ありますよね。
自分の能力・スキルは学力だけではありません。「社会人基礎力」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」など、学力以外にも社会で活躍するために必要とされている能力・スキルがあります。これらの能力・スキルが初めからすべて身についている人はいないと思いますので、大体の方が当てはまる項目なのかなと思います。
②自分のことがわからない
この分類に当てはまるのは以下の2つでした。
- やりたいことが見つからない、わからない
- 自分に合っているものがわからない
自分のことは何でも知っているようで知らないものです。「あなたのやりたいことは何ですか?」「あなたに合っているものは何ですか?」と聞かれたとき、スパッと答えられる中高生は少数派でしょう。大人でもそれができる人は多くありません。「自分のことがわからない」というのは多くの方が抱えている悩みです。
③情報収集の方法がわからない
この分類に当てはまるのは以下の1つでした。
- 知りたい情報を集めたり、選ぶ方法がわからない
進路選択するためには、まずどんな進路の選択肢があるのかを知らなければなりませんよね。でもその調べ方はわかるでしょうか?学校だけでなく、その先の職業についての情報も必要かもしれません。世の中の動向についても知っておくべきかもしれません。
また、たくさんの情報を集められたとしても、それですぐに進路選択できるでしょうか?集めたたくさんの情報を、進路選択の判断に使える情報として整理していく必要があります。これらの方法も知っているか知らないかで差が出てしまいます。
④環境による制限の不安
この分類に当てはまるのは以下の1つでした。
- 経済的な理由で自分の希望がかなわないかもしれない
ここで言う環境とは、ご家庭の経済状況だけでなく、家族構成や住んでいる地域、ご家庭ごとの事情などのことで、人それぞれ違います。この環境が進路選択する上での制限になることがあります。自分の希望を諦めなければならないのか?悩んでいる方もいらっしゃると思います。
進路選択の悩み、不安の解決・解消方法
それではこのような進路選択の悩み、不安をどうすれば解決・解消できるでしょうか。とても気になる点と思いますが、この点はお悩み毎の解説記事を別途準備しようと思います。
ここでは、いますぐ頭を整理する2つの方法をご紹介しようと思います。
いますぐ頭を整理する2つの方法
- 紙と鉛筆を用意し、悩みについて頭に思い浮かんだことを1分間ひたすら書き出す
- 周りの人に話を聞いてもらう
頭に浮かんだことを紙に書き出す
「頭に浮かんだことを紙に書き出す」は、マインドフルネス(瞑想)の分野ではジャーナリングとも呼ばれ、頭を整理するときにとても有効な方法です。
ポイントは思ったことを“そのまま”書き出すこと。特にネガティブなことは書くのが躊躇されることがあると思いますが、そのまま書いてみましょう。
書くことが思いつかない場合は、今回ご紹介した悩み、不安の分類ごとに思いつくことを書き出してもよいかもしれません。
何度か続けるうちにもやもやの正体が整理されると同時に、心がスッと軽くなるかもしれません。「こうすればいいんだ!」と自分で解決策に気づけるかもしれません。
周りの人に話を聞いてもらう
「周りの人に話を聞いてもらう」については、それだけ?と思われるかもしれませんが、人に話すだけでも気持ちが楽になったり、頭が整理されて何かに気づいたりすることがあります。
このとき必ずしもアドバイスをもらう必要はありません。相談相手選びのポイントについては以下の記事も参照ください。周りに相談する人がいなければ私に相談していただいても構いません!
まとめ
今回は進路選択の悩み、不安について紹介しました。
進路選択の悩み、不安の4分類をおさらいしましょう。
- 自分の能力・スキル不足の不安
- 学力が足りないかもしれない
- 自分で決断する自信がない
- 社会に出ていく能力があるか自信がない
- 自分のことがわからない
- やりたいことが見つからない、わからない
- 自分に合っているものがわからない
- 情報収集の方法がわからない
- 知りたい情報を集めたり、選ぶ方法がわからない
- 環境による制限の不安
- 経済的な理由で自分の希望がかなわないかもしれない
みなさんの悩み、不安はどの分類に当てはまるでしょうか?複数ある方もいらっしゃると思います。
対策としてどうすればよいかは今後記事を書いていこうと思います。ただ、「記事になるのを待っていられない」「早く誰かに相談したい」と思った方、いるかもしれません。
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少しでも興味がある方はまずは以下の記事をご確認ください!
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